後援プログラム【沖永良部島知名町 研修報告】
2020年1月19日(日)、沖永良部島にありますの知名町(鹿児島県大島郡知名町)の家庭教育支援事業に講師としてお招きいただき、午前に親子向け講座、午後に支援者向け講座を行いました。
午前プログラム:親子向けプレイワーク「お父さん・お母さん・子どものわくわくたいむ~親子遊びで絆を深めると子育てはもっと楽しい!~」
午前のプログラムでは、主に3~5歳のお子さんとお父様/お母様の10組が参加され、前半は触れ合いを楽しむ遊び行いました。後半は、親御さんだけで、遊びの力や脳のはたらき、脳を育てる遊びについてのお話をした後、感想の分かち合いを行いました。
参加者の皆さまは、開始前からお子さんと楽しく遊んだり、慣れない場で様子をみているお子さんに寄り添っておられたりといい雰囲気でした。
参加者の皆様からは、「初めてが苦手な子なので、今回温かい雰囲気で子どもも入りやすく参加でき安心しました」「このような機会がこまめにあるとよいなと感じた」「下の子の託児があり、上の子と1対1で向き合えて楽しく過ごせた」「脳の話が分かりやすくためになった」「最近なかなか見れなかった思い切りの笑顔が見れて良かった」「保護者側の気持ちに寄り添う話をしてくれて、自分も自信をつけたり成長できたらと思いました」といった感想をいただきました。
子どもにとっては、大好きなお父さん、お母さんと一緒に遊べることが何より安心・嬉しいひと時になること、子どもの満面の笑顔で、親御さんも嬉しくなれることを肌身で感じた講座でした。

♪はじまりの歌
午後プログラム:支援者向けセミナー「遊びを通した子どもの育ちのサポート」
午後は、支援者向けセミナー「遊びを通した子どもの育ちのサポート」として、ワークショップ形式で、講義だけでなくロールプレイや遊びの体験、ディスカッションしながらの講座を行いました。
参加者は保育士や幼稚園の先生など、普段から支援者として現場でご活躍の先生方でした。ロールプレイは初めての方がほとんどのため、「難しい」という声もありました。しかし、始まると皆さん役になりきっており、シェアでは体験を言語化され、ディスカッションでも率直な感想や気づきをシェアしてくださいました。
参加された先生方からこんな感想をいただきました。
①ロールプレイに関して
「大人役、子ども役になりきることで、普段子どもがどう感じているか、自分のかかわりを考えるいい良いきっかけになった」「なりきるのは難しかったが、新鮮で発見があった」
②遊びの意味に関して
「普段なにげにやっている遊びが脳を育てることを理解できた」
③遊びを行うときに大事な「制限」に関して
「3ステップは分かりやすくてすぐできると思った」「保育の中でも役立てたい」「地震ごっこなどが被災した子どもに必要なもので、気持ちの整理として行っていることは意外。全体で共有することは大切」
④全体を通して
「体験や周りとの交流が多く、楽しく学ぶことができました」「実践的」「日ごろの取り組みをこれでよいと再確認できた」
遊びの体験の場面では、皆さんのリラックスした笑顔が印象的でした。質疑応答では、フロアからも実践的なアイディアが出され、現場で様々な場面を体験しておられる先生方ならではと感じました。

知名町では、さまざまな家庭教育支援事業が工夫され、展開されていました。子どもを支える親や支援者自身が仲間とつながり、自分も支援され、支え合うことの大切さを実感した講演プログラムとなりました。
ストレス状況下での遊びを通した子どもの心のサポート
新型コロナウィルスの感染拡大に伴い、ここ数か月の生活は大きく変化し、そしてこれからも変 化することが予想されます。経験したことのないようなストレスや不安を感じる状況が続いて、 大人も子どもも危機にあるといっても過言ではないでしょう。
子どもやその周りの大人がこの状況を乗り切るために使えるような、遊びを通した子どものサ ポートをまとめたものを作成しました。
幼児~小学校低学年を想定していますが、それ以外の年齢であっても助けになります ので、参考になさってください。
プレイセラピー6技法ワークショップ
終了
おかげさまで盛会のうちに、無事終了となりました。
11月30日と12月1日の二日間を通して、プレイセラピーの6技法についてのワークショップを行ないます。今回は、プレイセラピー入門相当の講座を修了された方向けのものとなります。
修了者の「もっと練習して自分の使える技術にしたい」という声から企画されました。6技法のロールプレイを通して実践的に学び、日ごろの臨床をスキルアップさせましょう。
日程:2019年11月30日・12月1日
場所:ウエスレーセンター(南青山)
講師:大野木嗣子先生
参加費:34,000円
入門コースで学ばれた6つの技法(トラッキング、内容の伝え返し、感情の反射、制限、責任を返す、質問を扱う)は、多くの学派において、非常に重要な技法です。しかし、これらの技法は基本的なものであるにもかかわらず、そう容易く身につくものではありません。何度も練習し、考察し、自分のものにするという努力の過程を必要とします。
この講座は、じっくりとロールプレイをすることを通して、他の参加者からの刺激も受けつつ、技法を練習したり、技法の意味や効果などについて考えたり、子ども体験・セラピスト体験を通してご自分の強みや弱みについても考察したりする良い機会となるでしょう。
ぜひ、技法を自分のものにするための一つの機会としてご利用ください。
なお、入門相当の講座を修了していることが参加条件となりますので、
以下に該当されるかどうか、お確かめの上お申込みください。
参加条件
①2018年10月~12月 JAPTプレイセラピー入門コース(5日間)修了者
②2014年9月~12月 JAPTプレイセラピー入門コース(5日間)修了者
③2010年9月~翌年3月 JAPTプレイセラピー入門コース(6日間)修了者
④JAPT理事が大学や地域で講師を務めた講座
(入門相当のもので6技法を学んでいること)修了者
(JAPT理事:大野木、小川、加本、清田、船間、本田、松岡、湯野)
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研修チラシはこちら。
多文化×プレイセラピー研修
終了
おかげさまで盛会のうちに、無事終了となりました。
【共催】アジア遊戯療法サミット/桜美林大学大学院心理学研究科臨床心理学専攻/日本プレイセラピー協会
臨床をする中で、自分とは異なる文化背景(国、宗教、民族、言語、価値観など)を持つクライエントに出会った経験はありませんか?今回、アジア諸国の熟練したプレイセラピストたちとともに、文化が違うということがもたらす心理的な影響、必要な支援や課題、豊かな成長機会の可能性について、講義と演習を通してともに学ぶワークショップを開催いたします。
日 時: 2019年8月24日(土)9:00~12:00(受付開始8:45)
場 所: 桜美林大学 新宿キャンパス 南館3階JS303教室
(東京都新宿区百人町3丁目23-1)裏面地図参照
参 加 費: 無料
定 員: 50名
参加対象 : 心理学の専門家(臨床心理士、公認心理師など)、
その他メンタルヘルス領域専門家、心理学系大学院生
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