日本プレイセラピー協会[Japan Association for Play Therapy]ご案内

1.子どもにとっての遊び
・時代を超えて、また国や文化を越えて、子どもたちはみな自然に遊びます。遊びは、子どもたちが気持ちや考えを表現するもっとも自然なものです。大人たちが言葉を使うのと同じように子どもは遊びを言語として用います。子どもたちは遊びに没頭し、遊びにたくさんのエネルギーや感情を注ぎます。
・遊びは、子どもたちにとって、おもしろいものですし、何かの目的のために遊ぶのでなく遊びそのものを目的とします。最終結果よりも、遊びのプロセスが大事です。またコミュニケーションの手段でもありますし、感じたこと考えたことの整理、社会性を学ぶもの、創造性や問題解決能力を育てるもの、でもあります。
・遊びはには、このような力があります。遊びの持つ力をぜひ実感してください。そして子どもが遊ぶことを尊重しましょう。
2.プレイセラピーとは?
・プレイセラピー(遊戯療法)とは、子どもとセラピスト(治療者)の適切で特別な対人関係の中で、安全な環境と遊び道具を使って、子どもが自分の気持ちや考えや行動を表現したり探索したりするのを、プレイセラピストという大人が促進し手伝うものです。
・プレイセラピーには、来談者中心、精神分析的、認知-行動的、ナラティヴなど、さまざまなアプローチがありますが、子どもの発達段階やニーズ(必要)にあわせて、柔軟で最適なアプローチをする力がセラピストには求められます。
3.当会について
・当会は、非営利団体として、プレイセラピー(遊戯療法)という児童心理療法や、その基礎理論である児童心理学、発達心理学、臨床心理学を研究し、日本におけるプレイセラピーの普及に関する活動(広報活動、研修会の企画・開催等)を行う団体です。心理的に問題を抱える乳幼児、児童、青年およびその保護者らを主な対象としていますが、それ以外の子育て中の保護者の支援も行っています。遊びの力について、有効で適切なプレイセラピーのアプローチについて、子育てに役立つ様々なことなどについて、研究や広報、研修会活動を主な活動としています。また、専門家(心理専門家、教員、保育者、精神科医等)への広報(情報提供)や、研修会を通じた支援も行っています。
・当会は、子どもたちの遊びの世界のもっている力や、子どもたちに役立つプレイセラピーが、ますます社会に認知されることを願っています。当会は、子どもたちが生きること、遊びの世界を大切にすることについて、理論はもちろん、具体的で適切な方法をも研究しています。そしてその蓄積を、社会全体で分かち合い、社会全体で子どもたちを暖かく適切に見守り育てることができるよう、広報活動や研修会開催等の活動を行っています。
・当会の趣旨にご賛同いただき、当会の活動を支援いただける方(ご寄付や会場等のご提供などのご支援)は、
お手数ですが、当会事務局までご連絡ください。

○ 日本プレイセラピー協会 理事一覧
理事(代表) 松岡展世(作新学院大学大学院付属臨床心理センター等、臨床心理士)
理事    大野木嗣子(ドクター大野木サイコセラピー・カウンセリング、臨床心理学博士)
理事    小川裕美子(臨床心理士、RPT-S)
理事    加本有希(臨床心理士、精神保健福祉士)
理事    清田真由美(臨床心理士)
理事    船間千鶴(臨床心理士)
理事    本田涼子(児童家庭支援センターみなと・日赤医療センター附属乳児院、臨床心理士)
理事    湯野 貴子(ファミリーメンタルクリニックまつたに・臨床心理士、RPT-S(米国プレイセラピー協会認定プレイセラピスト-スーパーバイザー)

○ 日本プレイセラピー協会 顧問
顧問 Judith J. McCormick, M.Ed (ジュディス J. マコーミック)

 

 

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