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『はじめてのプレイセラピー―効果的な支援のための基礎と技法ー』出版のご案内

この度、日本プレイセラピー協会の共同創立者・理事の大野木嗣子博士が

プレイセラピーの入門書を出版いたしました。

『はじめてのプレイセラピー ―効果的な支援のための基礎と技法―』誠信書房

 

内容:

プレイセラピストは、遊びを通じて子どもと信頼関係を築き、

子どもが安心して自分を表現できる空間を提供し、治療的介入を行う。

そのためには、理論に裏打ちされた確かな技法の習得が必須となる。

本書は、この効果的介入に必要な、子どもとのコミュニケーションの基本技法、

アセスメント、親対応、治療セッティング(玩具や部屋の構造等)、終結など、

セラピーの導入から終わりまでの技術を具体的に解説した、子どもと関わる臨床家必読の入門書である。

 

本書は、専門家のために、実用的で理解しやすいように書かれており、

文化的な考慮がされ、理論や研究に基づき、様々なクライアントに対して適切で、広い範囲の専門レベルの方に役立つ文献となっております。

本書の概要のチラシはこちら

誠信書房ホームページからオンラインで色々な書店から注文が出来るようになっております。

本書が皆様のお役に立てるだけでなく、楽しめるものであることを願っております!

● 入門 (まずはこの本から!)

① Play therapy : the art of relationship, second edition,
  Garry L. Landreth, NY, Brunner-Routledge, 2002
  (日本語訳:プレイセラピーー関係性の営み、山中康裕監訳、日本評論社)
② A Practical handbook –Building the play therapy relationship Maria Giordano,Garry Lanmdreth,Reslie Jones
 (日本語訳:プレイセラピー実践の手引き ー治療関係を形成する基礎的技法ー 
  葛生聡訳 序文村瀬嘉代子 誠信書房)
③Handbook of play therapy Ⅰ&Ⅱ
  Kevin O’Connor and Charles Schaefer, John Wiley & Son, 1983, 1994
④ The Therapeutic Powers of Play
  Charles Schaefer, Ed, Jason Aronson, 1993
⑤ Play therapy; an introduction
  Karla Carmichael, NJ, Pearson Merrill Prentice Hall, 2006
⑥ Play therapy: basics and beyond
  Terry Kottman, American Counseling Association, 2001

● 様々な理論

① Foundations of Play therapy
  Charles Schaefer Ed, John Wiley & Sons, 2003
 (日本語訳:プレイセラピー14の基本アプローチ おさえておくべき理論から臨床の実践まで
  串崎真志監訳 畑中千紘、羽野(謝)玲糸、野口寿一、佐々木麻子訳 創元社)
 *日本語訳は現在絶版となっています
② Short-term play therapy for children
  Heidi Kaduson and Charles Schaefer, Eds., Guilford Press, 2000
  (日本語訳:短期遊戯療法の実際、倉光修監訳、創元社)

● トラウマとプレイセラピー

① Too scared to cry
  Lenore Terr, Harper & Row, 1990
  (日本語訳:恐怖に凍てつく叫びートラウマが子どもに与える影響、西澤哲訳、金剛出版)
② The healing power of play
  Eliana Gil, Guilford Press, 1991
  (日本語訳: 虐待を受けた子どものプレイセラピー、西澤哲訳、誠信書房)
③ The playing cure
  H. Kaduson, D. Cangelosi, and C. Schaefer Eds., Northvale, NJ,
  Jason Aronson, 1997所収
  Shelby, J. S. (1997). Rubble, disruption, and tears: Helping young survivors
  of natural disaster
④ Short-term play therapy interventions with children
  H. Kaduson, and C. Schaefer Eds., New York, NY: Guilford, 2000 所収
  Shelby, J.S., Brief play therapy with traumatized children: A developmental perspective
  (日本語訳:短期遊戯療法の実際、倉光修監訳、創元社)
⑤ Empirically based play therapy.
  L. Reddy and C. Schaefer Eds., Washington, DC: APA Press., 2005所収
  Shelby, J.S., Posttraumatic Play Therapy: An integrated model of directive
  and non-directive approaches.
⑥ Contemporary play therapy: Theory, research, and practice
  C. Schaefer and H. Kaduson Eds., NY, Guilford. 2006所収
  Felix, E., Bond, D., & Shelby, J.S.. Coping with disaster: Psychosocial interventions
  for children

● 親子関係とプレイセラピー(フィリアルセラピー)

プレイセラピーの一つの領域に、フィリアルセラピーというものがあります。聞きなれない名前ですが、これは、親や保護者となる方に、プレイセラピストがプレイセラピーの技法や理論を伝授し、親や保護者が自分の子どもに対してプレイセラピーを行えるようにするものです。
欧米諸国では、効果研究の結果、この処方が親子関係の改善・子どものよりよい発達に非常に効果があるとして、注目されています。以下は、基本的な考えや応用を学ぶための図書です。
① Filial Therapy:Strengthen Parent-Child Relationship Through Play
  Rise Van-Fleet, Professional Resource Exchange
  (日本語訳:絆を深める親子遊びー子育て支援のための新しいプログラム、風間書房)
② Child-Parent Relationship Therapy: A Ten session Filial Therapy Model
  Garry L. Landreth, 2006, Brunner-Routledge
③ Child-Parent Relationship Therapy (CPRT) Treatment Manual: A Ten session Filial
  Therapy Model for Training Parents
  Garry L. Landreth, 2006, Brunner-Routledge


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